インカローズについて
インカローズは『バラ色の人生』を象徴する石
インカローズは持ち主を豊かな愛情でつつみ、心に受けた傷を癒してくれると云われています。
この石に惹かれる人には、過去の恋愛によるトラウマを負っていたり、自信のなさから自分を出すことを恐れているケースがよくみられるといいます。
インカローズの癒しの力は、ローズクォーツよりも強力。そして、より即効性があるといわれています。
過去のトラウマから、異性に対して臆病になっている人の心を癒し、新しい恋愛へ一歩踏み出す勇気を与えてくれるでしょう。
いつまでも古傷にクヨクヨしてしまうとき、この石に触れたりアクセサリーとして身につけてみてください。
波打っていた感情が、穏やかに鎮められていくでしょう。
また夜を眠れずに過ごす人には、枕元に置くのもお勧めです。
そして『バラ色の人生』を象徴するとともに『ソウルメイト』を引き寄せる力をもつといわれるインカローズ。
『ソウルメイト』とは"前世からの魂の繋がりを持つ人"。
インカローズは、持つ人に永遠のパートナーにめぐり合わせ、情熱的な恋をもたらし、結婚へと導き、誰もが憧れる愛と幸せに満ちた『バラ色の人生』をもたらしてくれるといわれます。
結婚をされている方には、いつまでも可愛らしい魅力的な女性でいられるよう助けてくれるため、幸せな結婚生活が続くともいわれています。
マンネリを感じる恋人同士や夫婦の間にも、出会った頃のような新鮮さをもたらしてくれるでしょう。
また、別名パッションローズ(情熱の石)とも呼ばれるように眠っていた情熱を呼び覚ます力を持っています。
愛に仕事に人生に、情熱的に生きたい!という方にお勧めです。
インカローズの物語・伝説・言いつたえ
正式名は、『ロードクロサイト』ですが、別名『インカローズ』のほうがポピュラーで親しまれていますね。
ロードクロサイトの語源は、『バラ色の石』。
これはギリシャ語でロードが『バラ』、クロが『色』、サイトが『石』という意味から成ります。
かつてインカ帝国が栄えたというアンデス山脈から産出されていることから「インカローズ」と呼ばれるようになりました。
古くからインカ人によって『ピンク色の薔薇模様を呈した真珠』として大切にされてきたと伝えられています。
発見されたのは、第二次世界大戦が始まる直前のこと。
アルゼンチンで原石が産出され始めてからアクセサリーとして使われるようになりました。
インカローズを輪切りにカットすると"カーネーションの花"。
層状の原石を研磨すると"バラの花"。
別名『ロジンカ』と呼ばれるこの石は、情熱の赤い花のような色彩と『薔薇色の人生』を象徴する石として非常に高い人気を誇っています。
インカローズの色・品質
濃淡のあるピンク色、帯橙ピンク赤色、褐色、帯灰黄褐色などがみられます。
中でも特に、紅赤色など赤みが強く透明感がある色調のものは高級品として珍重されています。
インカローズの主要産地
主にアルゼンチン、アメリカ、コロラド州、南アフリカ、メキシコ、オーストラリアから産出されます。
日本でも北海道や青森県などから産出されますが、淡い乳白色系のピンク色のものがほとんどです。
ペルー産のインカローズは、やや茶色がかった落ち着いた赤色の発色、アルゼンチン産のインカローズは、あざやかなラズベリーピンクの発色が特徴として挙げられます。
特に、アルゼンチンのアンデス山脈からは、良質のものが産出されることで有名です。
インカローズの鉱物学
この石は歴史がまだ浅く、第二次世界大戦が始まる直前、アルゼンチンで原石が発見されたことに装飾品としての歴史が始まります。
そのアルゼンチン山中では、特に良質のインカローズが採れ、犬牙状の形やひし形の結晶が集合した状態でも発見されました。

インカローズは、重要な炭酸鉱物のひとつで"カルサイト"とは同質異像です。同質異像とは、共によく似た科学組成や結晶系を示す関係のことをいいます。
また、和名を『菱マンガン鉱』と呼ばれるように、マンガンの主要鉱石とされています。
マンガン、銅、銀、鉛の各鉱床に脈状に産出し、菱面体に結晶するのが特徴ですが、層状や塊状でも見られます。
マンガンに起因するこのあざやかな赤色は、特に美しいものであれば、宝飾や装飾に用いられています。

ペルー産の高品質インカローズ(写真左)は、やや茶色がかった落ち着いた赤色の発色。
アルゼンチン産の高品質インカローズ(写真右)は、あざやかなラズベリーピンクの発色。
が特徴として挙げられます。
また、アルゼンチンの鉱山から産出される縞目模様のあるものを本来の"インカローズ"とされています。
最高品質のインカローズを産するのは、アメリカのコロラド州。
ここのインカローズはジュエリーとして扱われるほど、非常に美しい発色と透明感。それだけに高価です。
アメリカでは、華やかな宝石として人気を博しています。
コロラド産のインカローズについては、すでに鉱山が閉山したため、現在では市場に流通しているもので最後になるといわれています。
インカローズは、もともと硬度が低く、へき開性からくる割れが発生しやすいため、含浸処理が施されることがあります。
含浸処理とは成長の仕方に起因するヒビがある場合、その欠陥を目立たなくする目的で、研磨後にオイルや樹脂を浸透させることをいいます。
また、特に色の淡い原石は、ピンク色の染料で着色されることもあります。
インカローズのバリエーション
《ロードクロサイト・キャッツアイ》
層状の原石では、マラカイト原石にみられる"コロフォーム"と呼ばれる形状で発見されることがあります。