ルチルクォーツについて
ルチルクォーツで金運・財運アップ!勝負強さをはぐくむ天然石
ルチルクォーツはクォーツの一種ですが、ルチルがクォーツのパワーをいっそう高めるため、通常のクォーツよりも強力なエネルギーをもつといわれています。
内部に『金色の線』が入っていることから『金銭』を呼び込む天然石とされ、特に、黄金色に美しく輝くものは金運のお守りとして古くから珍重されてきました。
集中力を高め、精神力を強化するパワーがあるとされます。
夢や目標に向かって前進したいときや、人生の壁や困難に打ち克ちたいときに身につけることをお勧めします。
また、勝負強さをもたらす力があり、仕事や試験で競争で勝利を手にしたい人には、力強いサポートで進むべき道に導いてくれるでしょう。転職や転居など、人生の転機にもこの石は、力強いサポーターとなってくれるといわれています。
新しい環境に対しての不安な気持ちをやわらげ、冷静で的確な判断力をもたらしてくれるのです。
頭ではわかっていても、なかなか行動を起こせない人にもお勧めの天然石です。
夢のままでは終わらせたくない目標への情熱を呼び覚まし、力強い信念で、気持ちにふんぎりをつけて行動できるようにサポートしてくれるでしょう。
金運や仕事運UPだけではなく、ルチルクォーツには自信にあふれた毅然とした雰囲気をもたらしてくれるといいます。
また、ルチルクォーツには金運だけではなく、人を呼び寄せる効果があるといわれています。
企業家や団体のリーダーの方に多く使われていることからも、その素晴らしいパワーがうかがえます。
インスピレーションを高める効果もあり、新鮮なアイディアをもたらしてくれることから、芸術家などアートに関わる仕事をしている方にもお勧めの天然石といえるでしょう。
世界的に経済を動かしている中国華僑では財運、仕事運、家族運などを高める石として非常に重要視されてきました。
特に、ルチルクォーツとガーデンクォーツは非常に相性が良く素晴らしい開運パワーを発揮するとして、近年、日本でもその人気が高まってきています。
ルチルクォーツは、その針の入り方により【タイチンルチル】【エンジェルヘアー】など呼び名と効果が変わってきます。
それぞれの針状結晶の形や色により、効果は違ってきます。
(詳しくは、下記に記載した各項目をご覧ください。)
ルチルクォーツの物語・伝説・言いつたえ
ルチルクォーツは、和名で『金紅石入り水晶』と呼ばれます。
ラテン語で『黄金色に輝く』という意味の言葉が語源です。
ルチル(金紅石)は、その強い輝きで古くより人々に愛されてきたと伝えられています。
そのルチルがクォーツに含まれたものを『ルチルクォーツ』、または『ルチルレイテッドクォーツ』と呼んでいます。
ブラジルが主産地であるこの鉱物が、ヨーロッパに持ち込まれたのは近世になってから。
日本では、その見た目から『針入り水晶』または『金線水晶』と呼ばれることもあるようです。
その名から予想されるように、『金銭』を呼び込むものとして近年、非常に人気が高まってきている石のひとつです。
ルチルクォーツの色・品質
基本的に無色です。含有されたルチルや他の鉱物の色と密集度により変化します。
また、照射処理によりスモーキークォーツに変え、重量感を与えたものもあります。
ルチルクォーツの主要産地
主にブラジル、オーストラリアから産出します。
ルチルクォーツの鉱物学
ルチルクォーツは、ルチルをインクルージョンとして含有しているクォーツのことをいいます。
このルチルは金紅石と呼ばれる二酸化チタン鉱物のひとつ。
同質異像鉱物とされるアナテースやブルッカイトと、花崗岩ペグマタイトや火成岩、変成岩中に共産します。
正方晶系に属する結晶が柱状になり、稀に双晶で見られることがあり、これがクォーツに含有されるとルチルクォーツになります。
非常に繊細な針状結晶の平行集合体が、平面状に含有されるとスター効果が見られることがあります。
これが、コランダムに含有されると、6条のスター効果をもつルビーやサファイアが生まれます。
代表的なものにミャンマー産のスター・ルビーやスター・サファイアがあります。
通常、ルチルクォーツは10%以内の鉄分を含有しますが、稀に30%以上の鉄分を含み、黒色を示すものがあります。
これは『ニグライン』と呼ばれ、喪服用のアクセサリーとして利用されることが多いようです。
ルチルクォーツに含有されたルチルには、ゴールドとレッドとシルバーがあり、その他の色のものは、鉱物的に言えばルチルではありません。
すべてがルチルと思われがちですが、グリーンルチルと呼ばれるものは『グリーントルマリン』『アクチノライト』の繊維。
ブラックルチルと呼ばれるものは、『ブラックトルマリン』の繊維です。
ルチルクォーツは、その形の違いで呼び名が違ってきます。
湾曲したルチルは『ヴィーナス・ヘア・ストーン』。
直線状のルチルは『キューピッド・ダーツ』。
クォーツ以外にも、スモーキークォーツに含有されている場合があります。
ルチルクォーツのバリエーション
《タイチンルチル・クォーツ》
水晶に、きわだったルチルの束が入ったタイチンルチル。
非常に強力な開運パワーを持つと言われるルチルクォーツの中でも、最高に強力なエネルギーを持つとされます。
別名を『太陽ルチル』と呼び、太陽を象徴するように明るく、その中心にはヘマタイトのバラ状結晶がみられます。
非常に強いバイブレーションで持ち主のエネルギーレベルを高めるといわれています。
また、金運を呼び込むとして質の良いタイチンルチルは家宝として受け継がれるほどの力と価値をもつといわれます。
世界的に経済を動かしている中国華僑のビジネスマンや事業家は、この石を身につけてビジネスに臨むといわれています。
大きなビジネスの成功を願う人には、なくてはならない石として、日本でも近年特に人気が高まってきています。
実際、水晶類のなかでも極めて入手が難しく、年々産出量が減少してきている希少な石です。
《シルバールチル・クォーツ》
シルバールチルは、ゴールデンルチルと相反し、エネルギーを安定させる石といわれています。
不安定な情緒を落ちつかせ、ネガティブな考えを退け、心の深い部分に対して穏やかな癒しのパワーをもたらしてくれます。
ゴールデンルチルが非常に強い『陽』のエネルギーをもつのに対し、このシルバールチルは『陰』のエネルギーをもち、そのふたつをあわせることにより、エネルギーバランスが最高の状態に保たれるのです。
同じ鉱物の組み合わせで陰陽のエネルギーバランスを調節することで、誰が身につけても良いエネルギーを受けることができるといわれています。
財運はもちろん家庭運をアップさせてくれますので、家族ともっと理解しあい、そしてほのぼのとした家庭を築いていくことができるでしょう。
《レッドルチル・クォーツ》
褐色や赤色をしたルチルのことをいいます。
一見黒く見えるものでも、光に透かすと赤色になるものもあります。
上品で落ちついた色合いの赤で、産出量が非常に少ないため、比較的高価な水晶です。
『夫婦和合・子宝の水晶』とよばれ、子供の誕生を願う方にはなくてはならない天然石といえるでしょう。
男女ともに、おそろいで身につけたり寝室に置くことで『待ち望んだ子宝に恵まれた』という吉報もよくあるそうです。
また、体質改善にも力を貸し、内なる美しさや魅力を引き出してくれるパワーがあるともいわれています。
夫や彼にもっと愛されたいと願う女性は、ペンダントやブレスレットとして身につけることをお勧めいたします。
内外ともに、一段と美しさに磨きがかかることでしょう。
《ラビットヘアー》
ブラジルのミナス・ジェイラス州、アメリカのアリゾナ州産のルチルクォーツで、500℃〜650℃の加熱により、グリーンに変色したものをいいます。
このグリーン色は、第二鉄が第一鉄に還元されたことに起因するといわれています。
『グリーン・ルチルクォーツ』のほかに、『プラシオライト』『ペリディーン』と呼ばれます。
ちなみに、『ペリディーン』は、ペリドットとシトリンを組み合わせた造語。
1950年から供給が始まり、特にアリゾナ州産のものは、カット・ジュエリーに値するほどの美しさだといわれています。
《プラチナルチルクォーツ》
プラチナクォーツは別名を【奇跡の鉱物】と呼ぶ、非常に希少な鉱物です。
銀のベールが存在するかのような美しさのプラチナルチルクォーツは、温度差によって水晶に取り込まれたチタンが一旦生成された後、ルチルとして成長したものです。
二つの時代を経て、自然が作り出したプラチナルチルクォーツ。
地球の歴史の神秘を感じさせてくれる【奇跡の鉱物】の名にふさわしい美しさを誇っています。
仕事運をアップさせて、内在する魅力を引き出すパワーがあるとされています。
《ヴィーナス・ヘア・ストーン》
湾曲したルチルは『ヴィーナス・ヘア・ストーン』と呼ばれています。
名称は、細く湾曲したルチルが、金色の美しい髪の毛のように見えることに由来します。
その名前と姿のとおり『天使』のような、優しく穏やかなバイブレーションをもつといわれています。
開運パワーも非常に強く、夢や目標を達成させるサポートで優しく背中を押してくれるでしょう。
《キューピッド・ダーツ》
まっすぐなルチルが、まるで天使の放つ『愛の矢』に似ることから、この名称が生まれました。
天使の矢で、意中の人に想いを伝えたい方や恋愛に対してオクテな方にお勧めの天然石です。
ペンダントとして身につけることで、あなたの恋愛成就に素敵なサポートをもたらしてくれるでしょう。
ルチルクォーツのフォルスネーム(誤称)について
《金入り水晶》
ルチルを金(ゴールド)に見立てて呼んだ俗称。ルチルクォーツのそっくりさん
《エッチングチューブ入り水晶》
水晶のなかにある欠陥が、成長に伴いチューブ状の空洞になりその後、空洞が鉄分などで汚れ、ルチルのように見えるもの。
また、インクルージョンとして含まれた繊維状の鉱物がそのまま残っている場合があります。
《ゲーサイト入り水晶》
ゲーサイト=水酸化鉄の鉱物。
特に金色をした線状や束状のものは、ルチルに酷似します。
《カコクセナイト入り水晶》
カコクセナイト=結晶水を含む燐酸鉄の鉱物。
金色の糸や、マリモ状でみられるのが特徴。
《グリーンルチル・クォーツ》
緑色のトルマリンやアクチノライトの繊維が含有されたものをグリーンルチルと呼びます。
仕事運をアップさせますので、ビジネスで悩んでいる時はもちろん、大役を成し遂げたい時などに活用するとよいでしょう。
緑色は生命の色。
心身を再生、活性化させ、若々しさを引き出してくれます。
苦悩や緊張をやわらげ、生き生きとした活気のあるパワーをもたらしてくれるでしょう。
また、旅行や出張に出かけるときに身につけることで、旅の安全を守り、思わぬラッキーが訪れるといわれます。
《ブルールチル・クォーツ》
学者や研究者の人に喜ばれるほど、非常に希少性の高いルチルクォーツです。
『インディゴライト・イン・クォーツ』とも呼ばれ、その名のとおり、ブルートルマリン(インディゴライト)を含有しています。
さまざまな色を展開するトルマリンですが、なかでもこのブルーは非常に希少とされる色であり、それが水晶のなかで結晶化するという確率からも、高い希少性がうなずけます。
そのため、『ブルールチル・クォーツ』はあくまでも呼称であり、正式な名称は『インディゴライト・イン・クォーツ』であるといえるでしょう。
すぐに諦めてしまうクセがある人にお勧めの石です。
目標の達成まで、根気強く努力できるようにサポートしてくれるでしょう。
また、恋愛においても長続きしない人が身につけることで、いつまでも変わらぬ愛情を得ることができるといわれています。
《ブラックルチル・クォーツ》
黒色のトルマリンの成分が入っているものを『ブラックルチル・クォーツ』と呼びます。
こちらも、きわめて希少です。
ビジネスをスムーズに進展させ、幸運と財運を呼ぶというパワーをもつといわれます。
古く、戦などの大勝負では、この石を身につけると強靭な精神と忍耐力で勝利をもたらすと信じられていたそうです。
仕事や勉強などでここ一番というとき、身につけることでライバルに負けないくらいの活躍に導いてくれるでしょう。
この石をブレスにしたものは、値段は高価ですがビジネスマンやスポーツをする人に、驚くほどの人気があります。
活躍して欲しい人に、そっとプレゼントするとよいでしょう。
ルチルクォーツに関連した事項
《プラチナ・クォーツ》
この名称はフォールス・ネームです。
"プラチナ"とありますが、プラチナは含有していません。
水晶の成長時の温度変化で形成されたもので、一見シルバーのブラシが入っているように見えることがあります。
ブラシに例えると、ブラシの芯が『ブルッカイト』羽毛の部分が"ルチル"といわれています。